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住まいづくりにこだわりをもつ人達の中で、
薪ストーブがひそかに、確実に増えてきています。
それは一過性のブームではなく、
よくよく考えて、たどり着いた答えなのだと思います。
暖房としてだけでなく、たくさんの魅力を備えていること、エコなエネルギーであること。
このページでは、ちょっと不便で大変な、それでも
薪ストーブのある暮らしを楽しんでいる方々をご紹介します。

つくば市 K邸

たくさんの草花に囲まれ静かに佇む
家の南側ではハーブがいきいき育っています

 つくばの中心地から少し離れた所にあるK邸は、ご主人様の退職後以降にご夫婦で暮らす家として、現在は週末だけに利用している別邸です。旧家が並び、近くに文化的な施設もある閑静な地域にあります。
久しく誰も住んでいなかったこの家を素材からじっくり選んで、時間をかけて作り直していったそうです。
わらを混ぜて表情が豊かになった塗り壁、
花模様の素敵な細工の入った欄間を仕切り壁として使ったり、
一枚板のキッチンカウンター兼ダイニングテーブルと
デザインのさまざまな椅子。
住まいへのこだわりが随所に感じられます。
毎週、たくさんのお客様が来て、手作りの料理を振る舞い、賑やかに過ごされているそうです。
今回は薪ストーブを取り入れることを家族のなかで一番望んでいたという奥様にお話を聞くことができました。

―なぜ薪ストーブを?

 家の雰囲気に合うものとして、囲炉裏か薪ストーブを考えていました。石油ファンヒータなどのもわっとした暖かさが苦手だったこともあって、できるだけ自然なものを求めていました。
他にも火鉢や行火(あんか)を使っています。
結局薪ストーブを選んだのは「出会ってしまったから。」

 炉台も含めてレトロな雰囲気に魅せられてしまったそうです。
右の写真の薪ストーブは2台目。
家の構造上、寒さが厳しいので、キッチンにある、
小ぶりでかわいらしい薪ストーブとの2台で
暖をとっています。

  土間に置かれた薪ストーブ(VCアンコール.E)
ストーブのまわりには自然と人が集まり、
話がはずむという

  軒下に置かれた薪
薪小屋を作る予定だそう

 

―薪集めについて

 車で走っていて、木を切り倒している現場を見かけては
管理者に連絡をとって、譲ってもらいます。
薪は、薪ストーブを使う上で大変に思うところのひとつですが、その過程がほんとは楽しい。週末だけの利用なので、主暖房として毎日使っている人よりは楽かもしれない。
薪割りは庭。 週末はたいていお客様が来るのですが、
薪ストーブを使ったピザが大人気。
2枚のグリドルを使っても追いつかないくらい。
それで、その晩は泊まってもらって、次の日は薪割りよろしくね、
という具合に…(笑)
お客様もみんな喜んで手伝ってくれます。

 薪小屋はもちろん手作りでも、どうやって作ろうか、煙突の付いているお宅を見かけては、どうやって薪を保管しているのかチェックしているそうです。

―薪ストーブの設置を検討してる人へ

 薪ストーブは、今世の中にある便利なもののようにワンタッチにはいきません。けれども、炎がその空間にゆったりとした時間をつくってくれます。
手間がかかるぶん、そこで人の助けを必要とするし、そこで会話も生まれる。
それに、この存在感、雰囲気、他にはありません。

「世の中の流れとは正反対に、より不便なものを取り入れたがるの。」
と奥様は笑っておっしゃっていました。
でもそこには、当たり前のように簡素化されていく生活からは
感じられなくなってしまった、現実味のある暮らしと、そのひとつひとつにある感動を
思い起こさせくれる何かがあるように思いました。
薪ストーブ人気の高まりは、
安いもの、便利なもの、使い捨てという今の消費の標準から
Kさんご家族のような、そばに置くもの達へのこだわり、
取り入れ方へ少しずつシフトしてきていることと
少なからず関係があるのかもしれません。
  Personal date

機種名   VCアンコール エバーバーン
設置年月  H18.1  設置場所  土間 
使用期間  〜4月
家族構成  ご夫婦、娘 
役割分担  薪集め:家族みんな
薪割り:家族・知人の男の人

取材:日本ファイヤーライフ
広報部/鹿久保

Vol.1 「つくば市 K邸」

Vol.2 「茨城県 K邸」

Vol.3 「茨城県鹿嶋市 M邸」

Vol.4 「茨城県日立市 T邸」



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